ゆるゆるリュッカー

リュックとカメラと旅が好きな大阪のアラサー。世界一周してぇ

イタリア旅行記 その三

 

やっとこさ、三時間ボーッとして乗り継ぎの飛行機がきた。もうその時には疲れていてはしゃぐ元気もなく、参っていた。

なにせ、映画に夢中で日本から一時間ほどしか睡眠をとっていない。

 

乗り継ぎの便は一時間半ほど……


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夜の景色はなかなかのもだったが…後ろの席のヤンチャボーイたちがうるさかった。

どこの国でも若者は若者だ。

 

〈ヴェネチアの空港でさらに地獄が待っていた〉

やっと目的の空港に到着した。

HISに頼んで、送迎を再申請…二万円を払った。

空港に到着後、送迎人が1時間以内待ってくれてるので急いで荷物をとりにいった。

僕は一便、飛行機が遅れているので荷物が流れてこないので空港のスタッフに申し出た。

 

………だが、イタリア語がまったくわからん。

「飛行機が一本遅れ、荷物を受け取りたい」というのをイタリア語でなんていうのか……?

 

・・・わかるわけがない。

 

その上、あちらの人種はエラい適当だ。

こっちが英語でなんとかしようとしてるのに……

 

┐(´д`)┌

 

↑本気でこんな顔をしてきやがる。言葉は悪いが死ねと思った。こちとらクタクタで急いでんだ!

 

僕じゃ埒があかないのでHISの緊急電話サービスに電話し通訳を頼むことにした。

「一本飛行機を乗り遅れたので、荷物をさがしてほしい。」

この通訳だけですべてが解決するのだ。

 

早速HISに電話し、空港のクソババアスタッフと会話させてみた。

 

………

 

………ながいな…

 

おっ!電話が帰ってきた。

 

HIS「どうやら、お客様の荷物はパリに置き去りなっているようで今この空港にはないみたいですね」しれっ

 

………は?

 

…………なんやと??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふっざけんなぁぁぁぁぁ!!!

乗り継ぎしたパリの空港に俺の荷物が置き去りだと!?ふっざけんなぁぁぁぁぁ!!!

 

あとから調べてわかったことだが、ロストバゲージ、ディレイバゲージといった預けていた荷物がなくなったり、航空スタッフの間違いで違う空港にいくことがヨーロッパでは珍しくない。それ専用の窓口さえあるぐらいだそうだ。

 

僕は預けた荷物が、目的地につくのが当たり前だと思っていたしこんなこと考えもしなかった。

日本から出たことない人間には考えられないことで、日本のサービスの完璧さがすごいことなんだと感じた瞬間でもあった。

 

しかもHISの人間、すごいしれっとしててそんなん知りませんよ?みたいな口調で話して来るからイライラ通り越して泣きそうになった。

 

そのあと、HISとの通訳でこれから泊まるホテルの場所と日本での住所を記載し何とか荷物の件は終了した。この空港に届き次第、僕のいる場所まで届けてくれるそうだ。

 

 

そこでまたしれっとHISの人間が電話越しに

「あーお客様、送迎の待ち時間がオーバーしたため、延長料金がかかりますがどうしますか?キャンセルしますか?ちなみに延長料金は10000円です。」

 

 

……もう僕の頭がおかしくなるくらい、こいつらに苛立ちを覚えた。

HISの人間も空港のスタッフも俺の荷物を置き去りにしたエールフランスという航空会社のやつらにも!!!こんなムカついたのは久々だった。 

 

泣く泣く延長代金を支払い、送迎人と会いホテルまでの送迎を頼んだ。

結局送迎だけで50000円払ったことになる。

大きいワゴン車に乗ってヴェネチアまでの道を走った。

周りの景色を見てみると……あまり日本と変わらない気がした。まぁ暗いからわからないだけかもしれないが。

 

ヴェネチアの一番近くまで車を進めてもらい、そこからは水上ボートでホテルの近くまでいくそうだ。

 

海外旅行一つ目の感動。

水上ボートすげえ!!めちゃ豪華!!

こんなの一人で乗っていいのか!?


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中がこれ!コレを一人で貸切状態。

なんか金持ちの気分。

 


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夜のヴェネチアもなかなかいいものだ。

 


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ホテルについた。もうクタクタだった。


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ホテルの鍵をもらい、部屋に一人になった時ホッとしたと同時にすごい疲れが僕を襲った。

疲れすぎて寝れないのだ……

 

このつかれを文字にしなければ!と思い

フェイスブックで記事にした。

友達がコメントをくれたり、世界は広いようで小さいような気がした。

 

夜の10時ぐらいにホテルについたのだが……

一睡もできない。

もう疲れと怒りで……少し泣いてしまった。

ブラック企業に打ちのめされ、安月給で何とか一人で海外旅行へ行こうとしたらこの始末だ。

本当に悔し泣きだった。

 

そして一睡もできず、朝を迎えるのだった。