ゆるゆるリュッカー

リュックとカメラと旅が好きな大阪のアラサー。世界一周してぇ

イタリア旅行記 その三十一

 


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さて、ミケランジェロ広場を後にした僕は土産と、とあるものを探し回るためフィレンツェの街を歩き回った。

 

土産はロストバゲージのせいで金銭的にあまり余裕がなかったので、スーパーマーケットのお菓子を爆買いしておいた。

日本円にすると6000円ぐらいの量だ。

海外のお菓子はまぁ日本人からみたら少しオシャレな感じに見えるので、職場や家へはこれでいいだろうと思った。

 

そして二つ目の、とあるものとは…ガムテープだ。

今現在、キャリーケースの鍵を壊したせいで僕のキャリーケースは閉めることはできない。

預けるにも預けることができない状態なのだ。

 

なのでフィレンツェの街を歩き続けた。


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……と、そこで見覚えのある店が!!

 

TIGERだ!!

TIGERとは雑貨屋だ。ショッピングモールやアメ村にもあるTIGERだ。

僕は早速店内に入ってガムテープを探した。

予想通り少しオシャンティーなガムテープがあったのですぐ様購入し、ホテルへ戻った。

 

キャリーケースの中に先程購入したお菓子をブチ込み、他には着終わった服など……

またロストバゲージしても構わないような物ばかりを詰め込み、他のものはリュックに入れ込んだ。

なんとか詰め込み、キャリーケースの周りをガムテープでぐるぐるにして、絶対に開かないようにした。

 

この時点で夜の八時ぐらい。

僕はあのハンバーガーをもう一度食べようと思っていたのだが、あまりの疲労にいつの間にか寝てしまっていた。

 


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画像が横向きで本当に申し訳ない。


イタリア旅行記 その三十



歩き続けた、やっとこさミケランジェロ広場に到着した。

人が大勢いて、さすがの観光名所だと感じる。

少しだけ露店があり、また仮面やら販売していた。
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こうやって見ると本当に広角レンズを持って行って良かったと思った。

やはりSONYの店員どおりのアドバイスを聞いていてよかった。

 

ところでこのイタリア旅行、一人旅なので僕自身の写真が全然ない……

ということなので、僕は自分の写真をとることにした。

だが三脚は持ってきてないし、見知らぬ外人にカメラを渡すのはすごい不安だ…

と思っていたのだが、やはり一枚ぐらいは残しておくべきだ!と勇気を出し、盗まれそうにないおじいちゃんおばあちゃんカップルのおばあちゃんに撮ってくれと頼んだ。

愛想よくOKしてくれた。

一枚撮ってくれたのでセンキューと言って返してもらった。

写真を見てみた。


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ボケボケだった。

ごめんなさいおばあちゃん。絞りモードにしていた。

 

もう一度、誰かに頼もうと思っていたら

三十代ぐらいの金髪白人のカップルか夫婦がか声をかけてきた。どうやら写真を撮ってほしいとのこと。

僕がカメラを見知らぬ人に貸していたのをみて、こいつは旅行者だ安全だ。とでも思われたのだろう。

その夫婦のiPhoneを借り、写真を撮ってあげた。

笑顔でセンキューと言われ、僕の分も頼もうとしたが、言うタイミングを逃してしまった。

 

それから数分後、信頼できそうな白人夫婦にカメラを渡して写真を頼んだ。


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わ、悪くないが…僕自身がぎこちないポーズだ……

 

だ、ダメだ。納得できない。

 

ということでさらに別の人にカメラを渡して頼んだ。


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悪くない……が!!!

なぜど真ん中に写した!!

あまり好きでない構図だった。

 

そんな中、若い白人金髪二人組女子が写真を撮ってほしいと頼んできた。

やはり皆、写真を撮ってほしいんだろうけど、スリなどの犯罪が多いヨーロッパでは気軽には頼めないんだなと日本との差を感じた。

 

ラストチャンスとして、二人組の男のアジア系(おそらく韓国人)に写真を頼んだ。

話しかけるとめちゃくちゃ愛想悪く承諾してもらった。

本人たちはそうじゃないかもしれないが、今までの白人たちと比べると声のトーンや顔つきが全然違うかった。

申し訳ないが、僕の韓国人のイメージが更に悪くなってしまった。

 


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でも写真は完璧だった……

ありがとう。

 

そこで自分の写真には満足したので、スナップという名の盗撮.…いや盗撮っぽいスナップを撮ることにした。


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満足した僕はミケランジェロ広場を後にした。

 

イタリア旅行記 その二十九


ヴェッキオ橋を抜けた僕は更に歩き続けた。

ミケランジェロ広場はただの広場ではなく、高台にありフィレンツェの街を一望できる。

 

僕は歩いた。
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歩いて…


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歩いて…



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登って…


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またの登って…
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登り続けた…


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ヴェッキオ橋から半時間程だろうか…

あるき続けて、やっとこさ僕はミケランジェロ広場にたどり着いた。


イタリア旅行記 その二十八


塔から降りた僕は、最終目的地であるミケランジェロ広場の手前にある有名箇所

「ヴェッキオ橋」に向かった。

何が有名かよくわかっていないのだが、僕は有名であれば行こうと考えていた。

 

僕は川沿いを歩いていた。

水はヴェネツィアもそうだがあまりキレイではない。大阪の道頓堀川と同じぐらいだ。

カーネル・サンダースが沈んでてもわからないぐらい。
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さて、目的地のヴェッキオ橋についたわけだが…
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やはり下調べしていないからか何が有名で何がいいのかわからない。

 

橋の上に多くの店があり、多くの建物があることには驚いた。

わかりにくくて申し訳ないが、下の写真は全てヴェッキオ橋上の写真だ。
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あっさり、世界的有名建築物であるヴェッキオ橋を抜けて、僕はミケランジェロ広場へ向かった。


イタリア旅行記 その二十七


教会から出た僕は、またフィレンツェの街を歩いていた。歩いていると大したことないものでも写真に収めようと思ってしまう。

コインランドリーがあった。
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別にどうということはないのだが、中に入る。

 

ディズニーストアがあった。やはり世界中どこでも、あのネズミは人気者だ。
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よくみるとなぜかスパイダーマンがいた。

日本ではディズニーランドとユニバーサルスタジオジャパン。ライバル的なイメージがあるのだがこちらでは違うのだろうか…

 

 

もう一つ、鐘楼塔に登ることにした。

ここまできたら全て満喫してやると少しムキになっていたのかもしれない。
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値段を聞いてびっくりした。すごい高いのだ

。さっき登った塔やヴェネツィアのときと比べ、すごい高いのだ。

日本円にすると2000円程。

しかももちろんエレベーターはない。


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息を切らせながら登った。


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すごい良い景色だが、二度目になると感動は薄れる。

鐘楼と聞けば上からぶら下がってノートルダム寺院みたく揺れてなっているイメージがあるだろうが、ここは違っていた。

 

ただ鐘楼が置いてあるだけ。

 
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にしてもこんな狭いところに人が大勢いた。

みんな同じことを考えていただろうが…。

 

 

ふつうはここに鐘楼がぶら下がっていると思うのだが……。
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塔から降りた僕は次の目的地へ向かった。

地図がやっと手元に戻ってきたので、行こうとしていたところはバッチリなのだ。


イタリア旅行記 その二十六


サンタ・マリア・ノヴェッラ教会。

それが僕がフィレンツェで行こうと目星をつけていた教会だ。

 

その教会の前で写真を撮っていると、後ろから黒人に話しかけられた。

その時の僕はキャリーケースの荷物も取り出すことができ、すこしテンションが上がっていたのだろう。警戒心が低かった。

 

だが、手に持っていたカメラだけはすぐにカバンの中に突っ込んだ。

英語で「どこから来た?」など聞いたきたが…

もしかしたらスリかもしれない。

一人が正面から話しかけてきて、後ろから仲間がその旅行者の荷物に手を入れスリをする。

こういう話も聞いたことがあったので、僕は愛想笑いしながら、しっかりと荷物を体の前にした。

 

よし!これで盗まれる心配はない!!

と思っていたら……

何か黒人が差し出していた。

僕は何も考えず手を出して受け取っていた。

結論から言うと、この時点でもう終わっていたのだ。商売が成立してしまったのだ。

 

手に受け取ったのは象の置物だ。

インドなどで売られてそうな神様っぽい格好をした象だ。

返そうとしても手に取ってくれない。

ちくしょう。

悔しくてたまらなかったが、何かされてもたまらないので僕はしぶしぶお金を払うことにした。

 

僕は1€を差し出した。

すると黒人が僕の財布を覗き、この札もだ。

みたいな感じで5€を指差した。

 

たっけぇ〜と思いつつ5€を渡すと、さらにその隣にあった10€のお札も指差してきた。

 

僕はケチな方なので、そこで反射的に「NO!!!」と言ってしまった。いや、言ってやったのだ。

すると黒人はしぶしぶ僕から離れていった。

手元には6€で半強制的に買わされた象の置物。

 

その黒人を目で追いかけると、後ろにベンチで腰掛けていたおばあさんにも同じように手を差し出していた。

すると、そのおばあちゃんは手を出すことさえなく首を横に振っていた。

あぁ…あーいうふうにしなくちゃいけなかったんだ…と心の中で思っていた。

 

手には象の置物。

そう言えば暇つぶしのために「夢をかなえるゾウ」という小説を持ってきていたのだった。それもガネーシャという象の神様がどうこうしてくれる話なのだが…

まさか、こんなことってあるんだな……それも教会の前で。

罰が当たればいいのに…と思いつつ、僕はその象の置物をゴミ箱にぶち込んだ。

今思えば、いい思い出として持って変えればよかったのだが、その時の僕はまたイライラを覚えていたのだ。

 

気を持ち直し、教会に入ることにした。


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中は素晴らしかった。

ステンドガラスや、異国の本物の教会に来たという感じがした。今までも何個か教会は周ってきたが、ここは本当にすごかった。

そこで少し心を落ち着かせた。

腹立つこともいろいろあったが…落ち着かせることに専念した。

 

さて、教会を後にすることにした。
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この後は、街を一望できるミケランジェロ広場にも行きたかったからだ。

 

 

イタリア旅行記 その二十五


引き続き、フィレンツェの街を歩いていると…

「オニイサン、ニホンジンデスカ?」と片言の日本語で話しかけられた。

 

どうやらピザ屋の店員で客引きしているようだ。値段を聞くとポテチとピザで5€程だったので頼むことにした。

よく聞く話なのだが、異国の地で母国の言葉で話しかけられると嬉しくなるものなのだ。

言葉とはすばらしく恐ろしいものだ。

 

店内の座席に座り待とうとしたら、なんと店内で食べるならお金が必要だそうだ。

僕はそこにお金を使うのはもったいないと思い、外の階段に座り食べることにした。
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ピザはクリスピー生地で薄く硬かった。僕はクリスピーが好きなので嬉しかったが、総評としたら普通だ。

パスタといいピザといい…良い店にあたらなかっただけなのだろうか……。

 

フィレンツェには教会がいくつもあり、その中の一つに入ることにした。(名前は覚えてない)

歴史も何も知らない僕だが、雰囲気だけは楽しめた。

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この教会の近くで思い出したことがあった。

ポケモンGoだ。

ヨーロッパ限定のポケモンをゲットしなくては……と考え起動した。

まぁすぐにはいないだろうと思っていたのだが…

なんと!!すぐに見つかったのだ。


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バリヤードだ。

このゲームはGPSを使用し、ヨーロッパでしか出てこないポケモンがいる。それがこいつだ。

捕まえることができて本当によかった。

 

 

このあと、一旦ホテルへ戻った。

あの鍵がかかったキャリーケースを優しいホテルスタッフが鍵を壊してくれる約束をしてくれていたからだ。

ホテルに戻ると…本当に開けておいてくれていた。

その時、サンキューという言葉を何度口にしただろう。

キャリーケースは壊れてしまって、もう閉めることはできないがやっと荷物を取り出すことができる。本当に感謝した。

 

部屋に戻り、キャリーケースの中を確認した。

地図もある。服もある。三脚もある。水もある。

安堵した。安堵という言葉を今まで使ったことがないがこういうときに使うのだろう。

 

早速ヴェネツィアで買ったダサい服を脱ぎ捨て、家から持ってきた白ティーと夏用のデニムに着替えた。

すごい気持ちよかった。サッパリしたといったほうがいい。

 

地図もカバンに詰め込み、すぐにフィレンツェの街へ再出発した。

 

 

 

地図を見返すと…行きたい場所に赤ペンでチェックしてあった。

そうだそうだ。フィレンツェで一番大きな教会にいくんだった。

僕はその方向に一直線に早足で歩き出した。

 

駅の近くだったのですぐに着くことができた。

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この上の写真を撮っていると、海外不幸あるあるが僕を襲ったのだった。